ガラスビーズ, シリカゲル, 珪藻土, 沸化カルシウム, 硫酸バリウム等の粒子に対するゼラチンの吸着性を調べた。いずれの物質に対しても非可逆的吸着が見られた。グアニジン塩酸塩による溶離・回収試料のSDS電気泳動パターンは元ゼラチンのものと異なり, また吸着剤により互いに異なる。それ故, これらの物質への吸着はハロゲン化銀に対する場合と同様, ペプチド選択的であり, その選択性は吸着剤により異なることが分かった。