漂白定着液の低補充化に伴うチオ硫酸塩の分解に起因した硫黄の析出 (硫化) を抑制することが出来る, スルフィン酸類を開発した。 置換基の異なるアリールスルフィン酸類を数種合成し, これらの単体硫黄との二次反応速度定数 (log k 2) と, 硫化が始まる時間との相関から, 硫化防止に効果的なlog k 2の範囲を示すことが出来た。