富士写真フイルム (株) は斬新なケミカルシステムを搭載したフロンティアミニラボシステムを導入した。このシステムの優れた特徴の一つは, 実質的に調液ミスのないワンタッチ方式の処理液補充である。自動調液により, 限りなく失敗がないようする為に, フロンティアは処理工程毎の処理液を, カートリッジとして特徴的な一つのパッケージにした。これはまた, 処理液が決してオペレーターの手に触れない事を考慮している。更に, フロンティアは環境にやさしい, つまり全ての処理液が, 押しつぶす事ができる薄いHDPE容器とダンボール箱からなる100%リサイクル可能なカートリッジに収められている。 これらを達成する為に, いくつかの新しい技術をシステムに導入した。その特徴は, 1パート現像濃縮液, 硬くない薄手に造られたHDPE容器, 組み込まれた開栓装置, 高精度の補充コントロールシステムである。