自由記述法や5段階の評定尺度法を用いて写真作品の評価実験を試みた. その結果優れた写真作品に求められるものは作者の表現意図が効率よく盛り込まれていて, その表現意図が享受者に理解しやすいことである. また, 作品をより深く理解し正しい評価をするためには, 評価者に作者の表現意図を読み取る力があり, 作品鑑賞の知識や経験が豊富で, 豊かな感性の持ち主であることである.