有機EL素子の上部, 下部両方の電極を透明にすることで, 非発光時に透明な透明有機EL素子が作製できる. この特徴を応用し, 赤 (R), 緑 (G), 青 (B) それぞれの透明有機EL素子を個別に作製し積層することで, フルカラー画素を作製し評価した. R, G, B個別の点灯では, 個別スペクトルが確認でき, すべてを点灯した場合に白色を示した. また, RGBそれぞれを個別に作製できるため, ドライ/ウェットプロセスの混在が可能である.