帯板要素を基本要素として, 一様断面の立体平板構造を解析する方法を検討したが, その結論は以下の様になる。 (1) 帯板要素, 縦横防撓材要素及び有限要素を用いる方法により, 広範な一様断面平板構造の効率的な解析が可能であると思われる. (2) 上記の方法に基づく計算プログラムを作成し, チャンネル型断面を有するタンク構造模型の実験を行って計測値と計算値とを比較した結果, 両者の相関は, おおよそ良好であった. (3) バルクキャリア型2重殻断面を有する5連続タンクが交番載荷されて静水中に浮いている場合を解析し, 全体挙動として, ほぼ妥当と思われる結果を得た.