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  • 标题:松茸の産地と環境因子特に有効水分の配布状態との關係に就て
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  • 作者:佐多 一至
  • 期刊名称:日本森林学会誌
  • 印刷版ISSN:1349-8509
  • 电子版ISSN:1882-398X
  • 出版年度:1937
  • 卷号:19
  • 期号:12
  • 页码:752-776
  • 出版社:The Japanese Forest Society
  • 摘要:

    1. 松茸の人工増殖をして最効果的ならしむるには,松茸の發生に適した一般環境を明かならしめ,然る後に松茸の生理學的及生態學的性質を基礎として,其の區域内に於て人工増殖の方法を講ずるのが最賢明なる方法であると思考し,松茸の主産地を支配する制限因子に就て吟味した。 2. 松茸の産地を支配する最重要なる因子は有効水分及其の四季を通ずる配布状態であると考へられる。 3. 有効水分の指標として蒸發量に對する降水量の比(假に有効降水量比と名づく)を使用し得る。而して氣温と蒸發量との間には狹い地域に於ては直線的な關係があり,日本全國と云ふが如き廣い區域に於ては指數曲線たるE=aeβrの關係がある。 4. 松茸の主産地は四季を通じて有効降水量比の配布状態同似の地域に於ては,年平均の有効降水量比1.5以下(嚴格には1.5~1.1)の地域に,又冬季の降水量大なる地域にありては夏季の有効降水量比1.3以下の地域に多く分布する。而して風化して角礫に富み,透水性大にして乾燥し易き土壤を形成し易き古生層の分布地域,又は之と同似の土壤を生ずる基岩の分布區域に於ては假に有効降水量比が前述の數字以上に大なる場合にも松茸を發生する場合がある。之等の關係を加味して等有効降水量比線圖に修正を加へるときは松茸の發生に適する區域圖を作製し得る。 5. 松茸の主産地は氣温にも關係のあるものゝ如く, 13°C乃至15°Cの地域に最産額多く9°C以下及16.5°C以上の區域には産業統計に計上し得る程度の産地はない。

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