運材索道の搬器速度をコソトロールする補助制動機として,風圧ガバナーを使用すると非常に効果的であることが,ここ数年来の実験の結果,明らかとなったが,その適正な設計に必要な実験係数がなかったので,室内実験を行ない回転翼形に応じた抵抗トルク係数を求めた。その結果は既に一部報告したが,更に実際の設計をより精密に実施し得るよう相当多数の供試体につき追試を行ない,トルク係数を決定したので,ここに取りまとめ報告する。 今回の実験をこはアーム型風車の他に特に実用的にも価値があると予想される円板型風車も供試し,翼板の数を変化せしめ,トルク係数に与える翼板の数の影響についても検討を加えた。