石川県珠洲市のケヤキ植栽造林地において,クワカミキリの被害が確認された。調査地の被害本数率は約3%で,被害は幹径の肥大成長がよい生立木から発生していた。産卵部位の幹径は40~50mmに多く見られた。本種の産卵部位と幹径の関係から,成虫の産卵部位の選択に幹直径が関与していることが示唆された。