ドキュメンテーションの標準化によって情報交換がいっそう容易になり, 多くの利益が得られるにもかかわらず, わが国ではまだその活動が余り活発とは言えない。その原因を考察した後に, 具体的な標準化のための作業の諸段階―作業計画の作定, 需要研究, 優先順位の決定, 情報収集, 協力・調整, 作業案の作成, 草案作成, 規格の出版, インプリメンテーション―において注意すべき点について述べた。最後に, 国内標準化作業の必要性について述べ, それを推進するために必要な諸条件についてふれた。国外での, および国際的な, 標準化活動の現況を知るのに必要な, いくつかの情報源も挙げられている。