NIST構想を具体化するために必要なファクト・データベースの整備方法を提示するために205個の化学物質の多くの分野の情報をデータベース化した。この総合化されたデータベース群は汎域データベースと呼ばれる。次に, この汎域データベースを検索解析するシステムを既存の汎用DBMSを用いて構築した。このシステムを諸々の角度から利用した結果に基づく評価とデータベースの作成コストは, 試作されたデータベースの内容とともに今後のファクト・データベース活動に参考になるであろう。