現在, 富士通において実施している省力化, 合理化になっていると思われる図書室業務について述べた。まず, 手作業による省力化については, 収集業務での英文レターのパターン化, 自家製本機の利用, 廃棄基準の制定, 関係会社間の情報ネットワークの活用などについて紹介した。次いで, コンピュータによる省力化では, ハウスキーピングの機械化として督促を主体とする貸出管理, 目録作成を中心にし, さらに情報検索についても言及した。最後に, 図書室の効率的運営のための図書館統計の活用も述べた。