昭和32年JICST設立から現在までを, 電子計算機システムを中心に, 情報処理および検索についてレビューし, その中で標題内容に視点を当て論述。発展過程を3期に分け, 第1報は第I期での理工学と関連生物医学系への取り組み, 文速処理方式の基礎の確立, 機械化のための調査研究, 文速を中心としたサービスの拡大など, 総合センターとしての基盤の確立について述べ, さらに第II期における電子計算機導入による文速自動作成システム構築と関連システム, シソーラス作成, 分類表改訂, JICSTファイルと外国導入ファイルを含むIRサービスの発展, JOIS-Iシステム作成など, オンラインへの基盤の形成について述べた。