医薬品製造販売業の中の1研究開発部門である研究所での情報管理システムの推移と現状を述べる。ここで取扱う情報は, 図形情報, 数値情報とこの二者を含む文字情報の三つで, これらが統合的に処理できるシステムとして構築を行ってきた。また日本語のコンピュータ処理が可能となってより, パソコン・ワープロ文化としての日本語(2byte系), 英語(1byte系)の混在した自然な形態の情報を, 大型コンピュータ上でも自然な情報として処理できるシステムを構築した。現在, 外部情報も加えて7種を提供中であるが, 新たなデータベースの追加構築が容易なシステムとし, 一般研究者の利用も可能にして効果の拡大を図った。