TULIPS(筑波大学附属図書館情報処理システム)の蔵書検索サービスを拡張し, 研究室等の端末から図書購入の請求をオンラインで行える機能を, 昭和62年10月から稼働させた。構成は重複調査, 請求データ入力, 請求取消, 請求レコード表示の四つからなる。重複調査では所蔵と発注の情報が同時に検索でき, 請求データ入力ではJAPAN-MARC, LC-MARCからのデータ取込みが可能である。多様な端末種別に対応させ, 事務用の帳票出力も全面的に自動化した。検索機能と電子メイル的機能を統合させたオンラインサービスとして, 迅速かつ正確な資料の入手と請求状況の把握を, ペーパーレスで利用者に提供するものである。