機械翻訳システムの発展, 実用化, システムの問題点, 商用システムの評価, および発展動向を述べた。最も新しいシステムは, 次の四つの問題点を含んでいる。1)原文のあいまいさ, 2)異なる言語間の用語の定義の違い, 3)大規模な翻訳辞書の作成, 4)論理的推論のためのソフトウエアの開発。機械翻訳システムは多くの産業分野で実用化されている。しかし, 多くの問題点が解決されていない。理想的なシステムの実現は15年後であろう。7個の評価項目についても詳細に述べた。なお, 英文抄録はMuシステムによって作成した。