NTTヒューマンインタフェース研究所では,立体形状検索システムの開発を行っている。このシステムは,立体物の形状を超二次関数という数式で記述しており,ユーザが普段立体を表現するために使う言葉やスケッチにより立体形状を指示するだけで,それに類似した画像を検索することができる。この超二次関数は,少ないパラメータで多様な形状を表現でき,言葉と結び付けやすいといった特徴を有する。この関数パラメータを用いることで,三次元形状を客観的な数値データに変換することができ,言葉による変形操作を可能にしている。本稿では,超二次関数の特徴を述べ,検索システムの検索方法について紹介する。