オンライン·データベース·サービスが登場して20年になる。データベースの流通形態はオンラインに加えて, CD-ROM, フロッピー·ディスクと多様化してきた。また, 国内のオンライン·データベース·サービスも増加し, 日本で利用できるデータベースの数は現在3,000種以上にも達している。こういった状況の中で, 企業の情報活動にとってデータベースは今や必要不可欠のものとなってきた。情報管理者にとってはどのデータベースを検索すれば, 迅速にかつ的確に必要なデータを収集できるのか, また利用者のニーズにあった回答ができるのかが重要なポイントとなってくる。今回は, (1)データベースの歴史, (2)データベースの種類と特徴, (3)データベースの流通, (4)データベースの利用という観点から, データベースの基本的な知識と国内外の主要なデータベースの内容について解説した。