全社的な情報提供を目的としたデータベースでは,大量データの高速処理,多様な検索機能,ネットワークによる多数ユーザの共同利用が要求されるので,一般に汎用コンピュータを使った情報検索システムとなる。一方,OA化の進展により,特定の職場で業務処理のためパソコン等に入力した社内文書のデータからデータベースを作成し,その職場での業務処理に活用することも可能となった。このパソコンデータベースは,全社的なデータベースの情報源としても貴重なものが多いので,パソコンと汎用コンピュータの連携の問題も重要である。パソコンデータベースの作成法を表計算ソフトを使った具体例によって解説した。