我々は情報に基づいて行動(アクション)を起こしている。したがって,効率よく行動するには,情報入手ルートを充実する必要がある。ルートは多々あるが,特に商用データベースはメリットが大きい。しかも,対価を払えば誰でも自由に使用できるだけに,その利用いかんによっては,情報の入手にかなりの格差が生じることになる。一方において,わが国の商用データベース·サービスは,出現から20年余を経て近年様変わりしてきた。例えば,バッチからオンラインへ,そしてCD-ROMの登場によるメディアの多様化はその代表例でもある。データベースの最新動向を見極め,情報化時代のツールとして活用することが肝要である。