研究者が論文を学協会に投稿する場合,投稿規定に従って論文の体裁を整えるが,この投稿規定は学協会毎に異なっている。ここでは,国内の科学技術関係132学協会,170雑誌(和文誌123誌,欧文誌47誌)の投稿規定を収集し,その調査分析を行った。収集した投稿規定の平均的姿を抽出することにより,将来,標準的投稿規定が作成される場合の一助となることが目的である。具体的には,「参照文献」,「抄録」等,投稿規定に記載されている事項の内20項目を選び,個々の項目について主流となっている考え方,傾向を提示した。(II)では,前報に引き続き,調査した20項目の内残り10項目についての結果を報告する。