コンピュータを利用して新材料を設計する技術の現状を概説する。従来の試行錯誤的な材料探索に代わる新たな手法として,コンピュータを利用する設計手法が注目されている。そのためには,コンピュータシミュレーション,データベース,知識ベースなど,コンピュータ技術が総動員される。コンピュータを利用すれば,材料の開発期間が短縮されるばかりでなく,これまでの手法では発見できなかったような画期的な新材料創製の可能性もある。