ディジタルコンテンツの時代となって,情報媒体が多種多様になるとともに,道具としてのハードやソフトが高性能化・高機能化している。このため,個人のレベルでの情報管理が可能になっており,どういった道具があり,どのような問題点があるのかを検討する。従来の情報管理と,これからの個人にとっての情報管理の違いを論じ,現在どのような道具が使えるのかを概観し,そこに内在する問題点を展望する。従来の資料というモノを扱ってきた情報管理とは違い,情報そのものを上手く活用するために,コンピュータやソフトウエアを上手く活用する能力としての「情報リテラシー」の必要性を論じる。