科学技術振興事業団が提供している二次情報オンラインサービスJOISは,2003年4月から新たに「New JOIS」としてサービスを開始する。どのようにJOISが変わるのか,前回は,サービスを移行する背景・目的と,主な変更点としてフルテキストソリューションである「JOISLink」について述べた。2回目である今回は,New JOISの基盤となる二次情報検索機能を中心に,データベース構成,サービス内容,ユーザインタフェースなどを紹介する。New JOISでは,検索システムとしてSTNのMessengerに日本語対応機能を加えた検索システムを使用する。コマンド検索のインタフェースとして「JOIS on the Web」,「STN Express with Discover! JOIS compatible」,GUIのインタフェースとして「JOISEasy」をサービスする。これらのインタフェースはSTNのシステムを基盤とし,日本語入出力が可能になるようにJOIS用に開発したものである。また,2003年4月から新たにサービスを開始するJST Web複写サービスについても述べる。