科学技術振興機構(JST)では学術論文誌の電子ジャーナルの発行を支援するJ-STAGEを平成11年から運用している。現在,利用の拡大への対応と利用学協会からの要望の実現,海外の電子ジャーナルサイトと同等の機能の実装を目指しJ-STAGE2というプロジェクト名称で開発を行っている。J-STAGE2ではデータを集中管理することで利用の拡大に伴う運用コストの増加を抑えるとともに資料横断検索が可能となった。また,投稿審査システムや編集システムといった学協会が利用するインタフェースの作業効率の向上を目指した。本稿ではJ-STAGEをとりまく最新状況と新たに追加される機能である早期公開やバーチャルジャーナル,全文HTMLといった新しい閲覧モデルや閲覧者専用のエリアを提供するMy J-STAGE機能を紹介する。