現在進行中の多くの業界イニシアチブを土台として作られたCOUNTERプロジェクト(Counting Online Usage of NeTworked Electronic Resources)の目的は,ベンダーによって作り出されるオンライン利用統計データの記録や交換を管理する,国際的に合意された実施規範(Codes of Practice)を開発・維持することである。ジャーナルとデータベースに焦点を当てたCOUNTER実施規範リリース1は2003年1月に発表され,その後出版社に幅広く採用されている。Science Citation Indexが採録する年間論文作品の50%は,すでにCOUNTERに準拠したジャーナルであると推定される。多くの改善を含む実施規範リリース2の草稿は,コメントを募るために2004年4月に発表されており,最終版は2005年1月に提供される予定である。電子ブックと電子レファレンスワークを取り扱う別の実施規範についても作業が開始されている。