昨今,インターネット経由でWebページを検索し,入手したい情報にアクセスする機会がますます増えており,日常的な人々の情報入手法にもなっている。本記事では,Web上でアクセスできる図書館のWebページで見られるデジタルコレクションについて,国立図書館では,米国議会図書館,英国図書館,オーストラリア国立図書館,カナダ国立図書館,大学図書館では,ハーバード大学図書館,スタンフォード大学図書館,ミシガン大学図書館,カリフォルニア大学バークレー校図書館,ワシントン州立大学図書館の現状を調べた。デジタルコレクションを大別して,1)ボーンデジタル資料 2)デジタルフォーマット化した資料 3)Web情報とし,それぞれについて上記図書館のデジタルコレクションの現状を展望した。また,デジタルコレクション構築における諸課題にも触れた。