e-Knowledgeコンソーシアム四国では、四国に存在する八大学連携の下、四国独自あるいは地域性の高い文化、学問の進展・普及に貢献すべく活動を行っている。中でも、各大学に在籍する学生の教育に関しては、大学間の単位互換制度を支援する環境としてのLMSを導入している。そこで用いた認証連携技術としては、国内外の組織連携で用いられるように普及しつつある技術であるが、そのLMSでの実践そのものは、国内でもユニークな試みと言える。本稿では、この認証連携基盤に焦点をあて、その背景、目的、利点および今後の展開に際しての課題・展望等について述べる。