文献資料およびモノ資料を含む学術資料の共有化を目的とした学術資源リポジトリ構想がある.これまでにDublin Core Metadata Element Setを拡張し,学術資源情報の記述を実現してきたが,ハーベスティング時の情報欠落に課題があった.一方,国外では博物館資料を対象とした国際的なハーベスティング・スキーマLIDOへの注目が高まっている.本稿では,学術資源リポジトリにおけるLIDO の可能性を検討する.