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  • 标题:菜種油の簡易精製法に関する研究
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  • 作者:中村 延生蔵 ; 新井 丑松 ; 清水 昭義
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:1956
  • 卷号:3
  • 期号:1
  • 页码:19-20
  • DOI:10.3136/nskkk1953.3.19
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    農山村における菜種の搾油は最近は殆んどが小型,中型エキスペラーで行われるに到つている。小型,中型エキスペラーでの菜種の搾油は一般には2回絞りされているが,最盛期には搾油能率を増すために,1回絞りが行われている。搾油率は機械によつても異るが,菜種の水分によつても相当影響される。殊に1回搾油で搾油率をよくするには,原料を焙焼機,スチームケットル,焙釜等にかけて,水分を2~3%に低下させている。このように高温で前処理すれば搾油能率は向上するが,搾取された原油は殆んど泡状を呈し,中に泡立物質が多量に混入していて,簡単に濾過して清澄な油としても泡立が多く,そのまゝでは,一般には天麩羅油としては使用に耐えない。この泡立ちを防止する手段として,いろいろの商品名で各種の泡立防止剤が販売されているが,取扱操作に不便があるばかりでなく,値段の高い割合に効能がそれ程でないものが多い。通常一般に行われている大工場での精製法を実施すれば,泡立を防止することが出来るが,精製施設の完備していない小規模な工場においては,大工場での精製法の実施は困難である。以上のような見地に立つて小規模工場でも出来る簡易な泡立防止精製法について試験してみたので,その結果について報告し参考に供する。 尚粗製原油等の泡立物質の本体については未だ明らかでないが蛋白質,ステロール,樹脂類,その他の物質の混在によるものと推定されている。泡立物質は油脂,エーテルに溶解し,180~200℃に加熱すればコロイド状の沈澱となり,又水の存在の下で適当な温度にまで加熱すれば凝固して分離して来る。又この沈澱物を採取してリーベルマン呈色反応を試みれば陽性であることは既に一般に明らかにされている所である。精製油についてはこの反応は微弱となる。又原油の一部を試験管に採取して,200~250℃に加熱すれば黒色の沈澱を生成する(ブレーク試験)。このブレーク試験は夾雑物があり,泡立つ油については必ず陽性となる。従つて製品の泡立検出にはこの方法が一般に利用されている。最も便利な簡易な方法であると思われる。泡立物質の本体については今後更に研究する予定である。

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