芦粟茎桿の含糖率は完熟期に最高を示すが搾汁率を考慮すれば糊熟末期より完熟初期に収穫するのが適当で,搾汁中の蔗糖含量は14%に達する。 製糖工程は石灰法,CO2法により市販品に劣らぬ黒糖が得られ,又イオン交換樹脂処理を採用する事により白色高純度の結晶蔗糖が得られた。