近年,馬鈴薯の食用向貯蔵にMH-30 (maleic hydrazid diethanol amine 30%含有液)の利用が著目され,抑芽などに効果が秀れているといわれているので,その葉面撒布の時期,品種と貯蔵塊茎の外見上の形状および調理品質との関係について検討した。また,ドーマトンについて,その抑芽力が温暖地域において効果的であるとされているので4比較的低温な自然環境のもとに単独あるいはベルビタンKとの併用処理によつて貯蔵した場合の,形状・品質に及ぼす影響について簡単な調査を行つたのでそれらの結果について報告する。