1. 100l容培養タンクな使用してAsp. Oryzae (0-P.・1-9) な前記の如き条件で培養し, 且該液体麹な使用して醗酵試験な行つた。結果は, 培養中のpHは一度5.5に下るが後に次第に高くなつて6.5に達し, P.V, R.D.V.は70hrsで略々最大に達する。2. 醗酵試験及びこれ等の香味液な入れた合成清酒の胴酒試験の結果では60~70hrs培養の液体麹な使用したものが最も好い結果な示した。 3. タンク培養中のものな一部採取して一定時間静置培養した場合, pH.及び酵素力価は採取時の値と変らないが, この液体麹による醪醗酵試験では, 40hrsまでタンク培養して後10~20hrs静置したものであれば, 60hrsまでタンクで培養したものと大差ない。 終りに臨み終始御懇篤なる御指導な賜つた東京大学坂口謹一郎教授及び朝井勇宣教授に感謝致します。尚本研究は国税庁及び合成清酒酒造組合研究補助金に依つた事な附記して謝意な表します