市販アミノ酸の若干について色調の組成を340mμ, 390mμ, 400mμ, 420mμ, 470mμ, 500mμ, 530mμ, 550mμ, 570mμ, 610mμ, 700mμ の各波長の吸光度の百分率を調べることにより試験し, 次の結果を得た。 (1) 1Aは1Bに比し, 高色的であり, 約50%濃かつた。2Aは2Bに二比べ非常にた濃く, 高色的であつた。 (2) pHを変化させ湖合は, 次の結果を得た。醋酸により酸性側に瀕せしめた場合, 1A, 2A共に高色的になり, 1B, 2Bは深色的になつた。塩酸で調節し湖合, 明瞭な結果が示されなかつた。又苛性ソーダでアルカリ性側に移動せしめた場合, 1A, 2A共に深色的になり, 1B, 2Bは高色的になる傾向があつた。 (3) 醗酵により1A, 2Aは高色的になり, 1B, 2Bは深色的になつた。 終始御助言を賜つた福工試山根東一場長に謝意を表する。