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  • 标题:清酒醸造における無機塩の影響に関する研究 (第10報) 清酒もろみ中の無機成分の消長について
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  • 作者:伊藤 恭五郎 ; 古谷野 朝昭
  • 期刊名称:日本醸造協会誌
  • 印刷版ISSN:0914-7314
  • 电子版ISSN:2186-4012
  • 出版年度:1960
  • 卷号:55
  • 期号:1
  • 页码:64-60
  • DOI:10.6013/jbrewsocjapan1915.55.64
  • 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
  • 摘要:

    以上の実験より得られた結果を要約すると次の通りである。 1.品温のみを変えて他の条件をすべて同一とした高低温2本のもろみの灰分及びこれを構成する無機成分の消長について実験したところ, 高温経過のものは灰分とその無機成分のすべてが多く, 又酵母数も大である。 2.灰分とその無機成分はもろみ経過の進行につれて減少し, 酵母増殖の最盛期 (もろみ初期, 7日目前後) に最小値を示し, 以後漸増する。 3.もろみ濾液には米から溶出するP2O5が醸造用水から来るP2O5に比して非常に多い。 4.酵母の必須成分であるK2O, MgOはもろみ濾液中にはかなり多量に溶出するが, 酵母の増殖最盛期には著しく減少し, 殊にK2Oに於て箸しいのでこの時期におけるKの不足の起り得ることが考えられる。 5.酵母の必須成分は酵母増殖のよく行われるもろみ初期に必要で, その成分量も最低となる。しかしこの期を経過すると酵母による消費も減じ, 米からの溶出が蓄積して漸増する。したがつて醸酵増進剤としての加工は酵母増殖のもろみ初期に行わなければ, 余り効果がない。これは経験的事例とよく一致する。 6. 水の右効成分は主言としてもろみ初期に役立つものと思われる。 7. 酵母の無機栄養源の大部分は原判米, 麹から移行するから (水の有効成分に対比して極めて多い), これが円滑な供給は主として米の精米歩rrとそれか溶解度如何にかかるものと考まえられる。 8酵母の無機栄養源として従来その範疇に入らなかつたNa+, Ca++が清酒酵母にとつては菌体構成, 醸酵力促進の重要な役割をなすところからPO4--, K+, Mg++に次ぐ準必須的元素であり, 殊にNa+においてはこれが顕箸であることを認めた。

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