1. 清酒に経済的に良木香を附与する試験を行つた。 2. 適当な木片量は0.4%なら5~6日目, 0.3%では10~11日目, 0.2%では15日目, 0.1%では20日目位の処が香がよい。 3. 吉野杉は折箱杉に優る事は勿論である。 4. 合成清酒は清酒より幾分木香が附き易い気味がある事を認めた。 貴重な吉野杉材を御恵送下さつた北岡本店社員北岡茂氏に深謝する。