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  • 标题:清酒醸造用水について
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  • 作者:山田 正一 ; 麻原 秀夫 ; 長沢 稔
  • 期刊名称:日本醸造協会誌
  • 印刷版ISSN:0914-7314
  • 电子版ISSN:2186-4012
  • 出版年度:1960
  • 卷号:55
  • 期号:10
  • 页码:727-722
  • DOI:10.6013/jbrewsocjapan1915.55.727
  • 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
  • 摘要:

    1. 清酒醸造用好適水の意義を求めようと思い, 各地の用水を分析比較した。 2. 宮水の優秀な事はそれを用いて醸造した清酒に於て明かに認め得られる処であり特別のごく味を示す。 3. 宮水は先覚の指摘した通り他の地方のどの水にも比較して異状の燐酸分を含有している。それは炭酸ガスを含んだ水が宮水湧出地帯にある鳥貝の層を通過する時燐酸や石灰を溶出して来るからであるとされている。 これをはまぐり, しじみ, あさり, 赤貝, 鳥貝の貝殻の粉末につき炭酸水, 塩酸水又は普通の井水を振盪又は静置して浸出を試みたが多少の効果は認めるにしても宮水程の燐酸含量のものを得るには至らなかつた 4. 千葉県, 群馬県, 福島県のある地方の水にも燐酸を多量に含有するものがあるが宮水には比すべくもない少量である。 5. 長野市附近の井水に宮水を凌駕する燐酸含量のものを認められる。それは納骨堂や墓所には関係がないその何故にそうなつているかは今後の研究に俟つべきものである。 5. 高知県須崎, 佐川地方の水は昔云われた通り今も尚硝酸塩を含むものが多い。 6. 関東地方に醸造用好適水として好んで汲まれる井水はクロル50mg以上蒸発残漬300mg以上の硬水に属するものである。 7. 南極の水, 天の橋立岬の根元に湧出する水の分析を行なつたこれらはクロル50mg以上を含み塩辛い。 この研究を行なうに当り井水を恵送下され又その採取に御便宜を与えて下さつた。 群馬県松井田町小山禧一氏, 高知県須崎市松岡計義氏長野市野沢屋沓掛久蔵氏, 長野県川中島町千野潤雄氏, 京都府宮津市中西一彰氏かき貝殻を送つて下さつた塩釜市鈴木正護諸氏に厚く御礼を申上げる。

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