加州米を原料として製造した清酒は火入後特異臭を発するがモデルもろみの原料白米をあらかじめ溶剤処理して醸出した製成酒に生じた特異臭の強さを官能検査で定量化することを試みた。この結果アルコール処理が比較的好成績で, エーテル処理はやや効果が認められたが, ペソタン処理はほとんど効果がなかった。 また, 原料白米中のFAVおよびTBRSを測定したが, 製成酒の特異臭との関係は現在のところ不明である。