食品中における食品添加物については, いろいろと新聞紙上をはじめとしてマスコミに取りあつかわれ, 消費者の関心を集めているところであリ, 国民の保健衛生上極めて重要な問題である。政府は現在昭和22年制定の食品衛生法により, 添加物の規制を行なっているが, 学術の進歩に伴い安全性の評価が厳しくなり規制の変更も行なわれている。筆者はこのような現状から, 食品メーカー, 添加物メーカーに対し, 食品添加物行政の動向について注意を怠らないよう強く呼びかけている。