味噌, 醤油業者からなじみの深い大豆蛋白はもはや我々だけのものではなくなった。アメリカという広大な耕地と合理的栽培法によリ大量生産される大豆は今や大豆肉, 大豆ミルク等の革命的蛋白食品を生みだしている。物資の潤沢なアメリカが考えていることは何か。彼等特有の長期計画推進の精神には学ぶべきところがあろう。わが伝統食品の優秀性, 先人の知恵に敬意を払いつつ, 大豆蛋白研究のより高い発展への糧としたい。