1. 清酒中のエキス分の大部分がブドウ糖とみなせるから, ブドウ糖-エチルアルコール (以下アルコールと称する) 水溶液について比重を実測して, エキス分算出式を導いた。 2. 比重 (15℃/4℃) はアルコール濃度 (V/V%) の1次式, およびブドウ糖濃度 (g/100ml) ニエキス分の2次式で表わせる。 3. 本実験で導いたエキス分算出式による値と現行表 (エキス分を庶糖とみなした場合) を比較すると, 現行表の値の方が, 日本酒度がマイナスに大きくなる程大きな値となり, 同一日本酒度では, アルコール度数が低くなる程大きな値となる。 4. 清酒中のエキス分をブドウ糖とみなした場合の日本酒度・アルコール分一エキス分換算表を作成した。