1.甘藷焼酎の製造において, 甘藷を洗滌後丸のまま60~65℃の温水に1時間程度浸漬した後, 浸漬水を捨て蒸煮した甘藷を用いて造った焼酎は, 甘藷皮層部のみを2次仕込に用いて造った焼酎のもつ刺戟性甘藷臭がなく, 温和なフレーバーをもつ焼酎であることを知った。 2.上記のごとき処理を甘藷に施しても, 発酵経過やアルコール収量には著しい変化はもたらされない。