製造数量の増加にともない, 仕込みを大きくしようとした場合にいくつかのネックが想定される。群馬酒造 (株) では, 留こうじを酵素剤で代用することによって, こうじ室の能力不足を補い, 無事皆造にいたった。これは今後の酒造業界に一つの方向を示すものとして読者の関心を呼ぶものと考える。