1) 酵素剤 (単一酵素) の併用により酒母麹の使用量を従来の1/3に減量し, 酒母製造を試みたが, 酒母と醪経過および清酒が対称区とほとんど変らないものができた。 2) 使用時の酒母中遊離アミノ酸を測定したところ, 麹使用区と全酵素区との間に, その絶対量と組成比において顕著な差があることが認められ, 遊離アミノ酸総量では全酵素区は麹使用区の約1/11~1/17であった。