自主流通米制度は本米穀年度からはじめて実施された画期的な制度であって, その成績がどうであったかは関係者の関心事である。そこで日本酒造組合中央会において原料米の担当責任者である著者にお願いして, 自主流通米制度の仕組, および取引価格, ならびに酒造米の確保状況等について実際の状況を解説していただいた 。消費者側からみた本制度の問題点は何であるかを知る上において参考になる点が多いと思う。