わが国の経済は物財生産中心の工業化社会から知識産業社会へ移行しつつあり, また, 円切り上げによって産業構造の変化は加速されようとしています。このような経営環境の変化に対して中堅企業の役割が新たに注目を惹いておりますが, 筆者は, 味噌, しょう油業界においても, 一つの重要な発展方向として, その活躍を期待しております。なお本稿は第57回醸造調味食品講習会の報告に基づいて述べられています。