1) 清酒醸造用水の管理にOctadiagram IおよびIIを設定した。 2) OctadiagramIは水質組成と溶存成分量をとらえ, Octadiagram IIは醸造用水としての適性度および平均濃度を保有するか否かを把握することを目的とした。 3) Octadaigram Iはmeq/L表示とし, Na+-K+, Ca2+-Mg2+, Fe2++Fe3+-Mn2+-Zn2+-Cu2+, Cl-, HCO3-, SO42-, PO43-およびSiO2の系を用いた。 4) octadiagram IIはNa+, K+, Ca2+, Mg2+, Fe2++ Fe3+, Mn2+, Zn2+, Cu2+の陽イオンをppmで表示した。 5) 醸造用水33点について解析を行ない, Octadiagram IおよびIIが用水管理に有効な手段であることを認めた。