かって鑑定官であった著者が酒質において全国でもっとも地域性を保ちつづけている高知県にあって, 自社製品にどのようなタイプをもたせようと努力しているか, また地方銘柄として市場に出した場合回転率を高めるために1まどうしたらよいのか, さらに現在大きな話題となっている酒価の問題, 内容表示の問題, 特許の問題等についての意見を出された。同じ悩み, 同じ考えをもっておられる読者も多いのではあるまいか。