1.清酒に含有する糖類を活性炭・セライトカラム, パイオゲルP-2カラムおよびペーパークロマトグラフィーを使用し分離を行ない, 未知のオリゴ糖類4種を検出した。 2.未知糖類4種のうち3種類についてペーパークロマトより抽出を行ない, この糖液を酸部分々解をしこれをペーパークロマトグラフィーによりA.H.P試薬, T.T.C試薬を使用しそれぞれの発色性を検討した。 3.各未知糖類のRFおよび発色性, 酸部分々解の結果から次のような構造式をもつ糖であることを推定した。未知糖-I (仮称: コージ・イソマルトトリオーズ) Gα/16Gα/12G[G: a-D-Glucopyranose] 未知椿-III (仮称: コージ・イソマルトテトラオース) Gα/16Gα/16Gα/12G 未矧謄-IV (仮称: コージ・イソマルトペンタオース) Gα/16Gα/16Gα/16Gα/12G