酵素剤中の液化力を所定分析法とBiue value法で測定し, 精度, 変動率および両法の差を比較すると共に所定分析法を採用する場合の注意を考察した。 所定法およびBlue value法ともに10回のくり返し実験ではいつれも精度良く活性が測定された。 所定法を採用する場合, 基質でん粉の水分を補正後, 1%溶液の盲検のT67010が18-20%であること, 沃度-でん粉反応の色度測定は, 恒温 (25℃) で行なう。酵素反応は, 10分間でT67010が60%前後となるよう酵素液を調整する。酵素剤は塩溶液を用いて酵素の抽出と希釈を行なう。 所定法とBlue value法の間では, 酵素源によって活性度の異りが認められた。